Stand Atlantic - Pink Elephant

アルバムはそこそこ

Hopeless Recordsオーストラリアの4人組バンド。稀によくあるガールPop Punk系の音です。 稀によくあるガールPop Punk系といいつつ、典型的なものと比べると、ギターの尖らせ方がアグレッシブな感じはありますかね。

アルバム自体はそこそこですが、ラストのこの曲は非常に良く出来ている。

www.youtube.com

Pink Elephant

Pink Elephant

  • アーティスト:Stand Atlantic
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: CD

100御礼

100

書くと減るのかもしれませんが、YouTubeのサブスクライバーの方が100人を突破しました。 コロナ渦以降で実務で一流な方々がYouTubeに参戦して1000人を目指して情報発信をしているところを振り返ると、結構すごいことなのかなと。

www.youtube.com

大体おわかりかと思いますが、自分はもともと小中高での音楽バックグラウンドが全くないこともあり*1、本業もあるので、特に目立ちたい売れたいで音楽はやっておりません。

(最新のポップスへの)知的好奇心が最大の自分の動機であり、数やドローカルなトレンドはあまり気にせず、興味の向いた音をやっております。このようなマイペースに自分の購読者の皆様やEP等を購入いただく皆様には感謝しかありません。

本業が大分忙しく時間が取れなくなっており、また周囲の実力と自分の実力を客観的に見ておそらく今後更に減ってくる予感がしますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

私めは音楽を通して、最新のポップスのトレンドや要素の紹介みたいなことはできるのではと思います。

Trampoline

Trampoline

  • アーティスト:Steel Train
  • 発売日: 2007/10/16
  • メディア: CD

*1:小中学校の音楽のペーパーテストは良かったぐらい

何が違いか

とりあえず

今日某日本のHipHopユニットを興味本位で聞いてみたのだけれども、その感想は「トレンドに沿っているしクオリティ高いけれどもこれはダメだ」ものでした。

Jに関する自分の違和感というか積極的に漁る動機がない*1みたいな要因を言語化できる範囲で記載。

フューチャー・ノスタルジア

フューチャー・ノスタルジア

トレンドに追いつくだけじゃダメで、トレンドに沿っている上で新しい発明が必要

もちろん細かい部分になんかあるのかもしれないけれども自分に認知できるような目立つ部分での 今日聞いた某日本のHipHopユニットは「今のテクニックを全部詰め込んでローカライズしてきれいにしました」みたいな感じ。最終的な仕上がり方はもしかしたらテクニックの参照元のUSのHipHopより上なのかもしれないとは感じる部分がなきにしもあらずではあるのですが、それでは自分は聞く動機がでてこないのです。世の中はもっと先に行っているので・・・

地に足がついているのか、自分のスタイルであるのか

外面においてテクニックを導入しても、メロディ、言葉の響きとか、声質とかやっぱり違うので、EDMとか808のHiphopのフォーマットをそのまま導入しても、不一致感が発生していることがあります。

それは良い方で、なんかそれっぽい(EDM、HipHop)サンプルとかシンセとかでそれっぽいリズムパターンとかフレーズが鳴っているけれども、トータルとしてリズムが死んでいて身体が動かないというものもたまにあります。そういうタイプは「理論・小手先だけなんだなぁ」としか感じないのです。

外面を真似しても、違和感しかないですし、結局「トレンドに追いつくだけじゃダメで、トレンドに沿っている上で新しい発明が必要」の要件的にもやはり。

2020

Dua LipaのFuture Nostalgiaというタイトルが典型的で、80's回帰みたいなのが2020年(かもう少し前から)のトレンドの一つだったように思います*2カイリー・ミノーグはDiscoというタイトルでド・ディスコのアルバムを出していましたね。

ディスコ

ディスコ

このトレンドは、

  • Taylor Swift, The 1975, Carly Rae Jepsen, Jack Antonoffあたりが先行してある程度前例を作っていたこと
  • EDMが大分飽和してきて新しい方向性もなくなってきた状況で、残りPopsクラスターが、EDMのテクニックの転用先を模索したら、過去のダンススタイルをEDMテクニックで焼き直すということになったというものだったのだろう

と自分は考えています。音は方向性的に、回帰している部分がありますが、あくまでも最新テクニックとの組み合わせ前提としており、(傾向として)過去のものが掘り起こされているわけではない*3だろうとは予想しています*4

まぁそれは置いておいて、このTwiceの曲は、トレンド上であり地に足がついているなぁと感じる次第ですよ。作曲者の一人はアメリカ人のようですが。BTSのヒットもトレンドに追いついていましたよね。曲はちょっとわからないですが。

After Hours

After Hours

  • アーティスト:The Weeknd
  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: CD

*1:最近はKの方が漁る動機がある

*2:一つでありいくつかあります。

*3:某クリスマスソングを除く

*4:最新の音楽しか追わないので、掘り起こされているかどうかは未精査ですが、掘り起こす理由は強くはない気がする

2万で曲を売れるか田舎

著作権譲渡ないし譲渡同等(防御付き)

今日リミックスコンテストの発表があってちらっと見て思ったこと。

昔あまり見ていなかったけれども*1最近楽曲コンテストの規約がかなりしんどいなと。

簡単に言えば、2万とか5万とか10万*2で全部買い取られて好き勝手使用できるうえで、なにか楽曲に著作権等のトラブルが発生した場合*3、主催者に変わって対応(最悪訴訟対応)を要求される可能性がある(規約上はできる)というものです。

企業の防衛の視点としてはわからなくはないのですけれどねぇ。本当に防衛だけなのでしょうかね。防衛でもばもう少し別の書き方がある気がするのですよ。

音楽をやる上で、著作権というか契約の知識は大切と老婆心ながら思ったりするのですが、なかなか難しいでしょうかね。

標準著作権法(第4版)

標準著作権法(第4版)

*1:ただ、記憶では今ほど具体的・ガチガチには書かれていなかった印象

*2:事案によっては、単なる商品券で

*3:本当に依拠したかとかサンプル等のライセンス違反があったかどうかは関係なく

scarlxrd - DXXM 2

藩主ゥ

なぜ藩主なのか疑問が出てくるscarlxrdの新作アルバム。 新作アルバムといいつつこの人は去年(2020年)も3枚アルバム出しております。

音としては、かなりディストーションさせた808ベース、Trap系の808ドラムに、メタル的なディストーションのギターを入れてギャーギャー叫ぶというものです。

予想でしかありませんが、作るのに1曲1日もかからない気がするのですよね。ループ作ってギャーギャー叫ぶだけなので。

音としては2020年の3枚から特に進歩はあまりしておらず、金太郎飴的に聞こえる部分がありますが、歌詞などで違いがあるのでしょうか。

別に悪い話ではなく

上記に書いてあることは否定的しているのではありません。ソフトウェアによる民主化というか個人のエンパワーメントされ、ストリーミングや動画の重要性が増した2020年代において、沢山曲をリリースするっていうのは1つの戦略だろうと見ているからです。そもそも1曲1曲の再生数も結構ありますし。

その他、例えばLo-fi Hiphopって単体で聞いたら「別に」っていう感じの音楽だと考えますが、作業用のBGMとしてはとても優秀ですよね。単に音楽の聞かれ方はいろいろなので、4万以上のユーザーからYouTubeでアクセスされているLo-fi Hiphopチャンネルについては後知恵でしかないですが合理性はありますよね。

scarlxrdのアルバムというかアルバムの出し方は、競争の方向性の変動に先人を切って対応しているものだなと感じる次第です。

A Day to Remember - Live at The Audio Compound

ADTRのアコースティックライブ

補足

ATDRとはこういうギターの重めなPop Punkバンドです。 Pop Punkという人はあまりなそうだけれどもやっぱりPop Punkだと思うのです。もう少し正確には、Old School Hardcore方向のHardcore及びMetalcore的なアツさと、Screamoの要素を微妙に持ってきたPop Punkバンド。

通常は、ブリッジミュートを強烈に使用したエレキギターと2バスとアグレッシブなボーカルを得意としており、この分野では上位のバンドの一つです*1

USのパンクバンドってメロディラインが良く、アコースティックバージョンが非常に映えることがあります*2

でも、これは卵と鶏の問題で、じゃあ、何でもかんでもアコースティックでやれば売れるのかといえば、多分そうはならないわけですよ。そういう人たちで上にいる人は(多分殆ど)いないので。重め目な音楽でも芯となるメロディが飾りが無い状態でも映えるレベルで良く出来ているというのが本質かと思います。参考にしたいですね。

You're Welcome

You're Welcome

*1:なにせ10年ぐらいたって、まだ残っているんだもの・・・

*2:実際問題としてはPunkバンドに限らないのですが。それは、youtubeとかでカバーを見てみればわかるのではないでしょうか。

メロディの作成方法

メロディの作成方法

比較的有名そうなDJのチャンネルで、あまり表に出ていない音楽教師・プロデューサーの手法が紹介されています。

自分と全く異なるやり方なので*1、次の曲ではトライしてみようかと思います。

*1:分かる人にはわかりそうですが、自分はあまりコードとメロディを厳密に理論通りに処理していない。