藩主ゥ
なぜ藩主なのか疑問が出てくるscarlxrdの新作アルバム。
新作アルバムといいつつこの人は去年(2020年)も3枚アルバム出しております。
音としては、かなりディストーションさせた808ベース、Trap系の808ドラムに、メタル的なディストーションのギターを入れてギャーギャー叫ぶというものです。
予想でしかありませんが、作るのに1曲1日もかからない気がするのですよね。ループ作ってギャーギャー叫ぶだけなので。
音としては2020年の3枚から特に進歩はあまりしておらず、金太郎飴的に聞こえる部分がありますが、歌詞などで違いがあるのでしょうか。
別に悪い話ではなく
上記に書いてあることは否定的しているのではありません。ソフトウェアによる民主化というか個人のエンパワーメントされ、ストリーミングや動画の重要性が増した2020年代において、沢山曲をリリースするっていうのは1つの戦略だろうと見ているからです。そもそも1曲1曲の再生数も結構ありますし。
その他、例えばLo-fi Hiphopって単体で聞いたら「別に」っていう感じの音楽だと考えますが、作業用のBGMとしてはとても優秀ですよね。単に音楽の聞かれ方はいろいろなので、4万以上のユーザーからYouTubeでアクセスされているLo-fi Hiphopチャンネルについては後知恵でしかないですが合理性はありますよね。
scarlxrdのアルバムというかアルバムの出し方は、競争の方向性の変動に先人を切って対応しているものだなと感じる次第です。