SoundPEATS Truengine

SoundPEATS Truengine

平日の昼食時用(通信教育の講義を見る)に分離型のイヤホン欲しかったので 購入しました。購入したのはサイバーマンデーのときなので、1ヶ月半ぐらいは使用しています。

選定にあたってはあまり網羅的には検討せず、今までにSoundPeatsを3つぐらい(手間なので調べ直しませんがQ12、Q34、Q32かな)使っていました(今も使っています)ので、品質・音質については問題なかろうと考え、SoundPeatsの新商品を購入しています。

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 結論から書きます。

  • イヤホン自体の出来は悪くない。
  • aptXに対応していない点に注意が必要。
  • AAC対応の機器(iPhone等)を持っている人には薦められる。
  • AAC対応でない機器(対応していないAndroid)の人は、他のイヤホンにするか、時期が悪いので待ちましょう。

とにもかくにも伝達コーデック

Bluetoothスマートフォンからイヤホンに伝達するにあたり、データを変換しています。ここで、イヤホンに流れてくる音声データの音質が決まってしまいます。

Bluetoothの音声伝達において、比較的高音質に伝達できるのはaptXとAACですが、SoundPEATS Truengineは、aptXに対応していません。

AACiPhone)はOK

 iPhoneでの使用(AACコーデックでの使用)はOKです。

SoundPeatsのイヤホン(Q32等)を、「2~3000円で1万弱の音質のイヤホンが買える」というぐらいの評価をしていますが、SoundPEATS Truengineは、大体それ(Q32等)と同等(微妙に劣るかな?)です。

AACコーデックで使用する分には悪くはなく、ボーカルの細かいニュアンスや、シンセのSAW音のギザキザした感じとかきっちっと感じられて良いですよ。ただ、ドラムやギターの1打、1音の違いを聞き分けるとなると、厳しい感じはします。

音のバランスについては、低音重視と書いてありますが、そんなに強い感じはしません。全帯域ほどほどに聞けるのではないでしょうか?

断線して廃棄しているため聞き比べはできませんが、以下のイヤホン等を使っていた私には十分に使用できます。

 (昔使ってたイヤホンの例)

 SBCコーデックは正直厳しい

 音楽鑑賞用、オフライン動画用としてNova2lite(android)を使用しています。この機種を選んだのは、低価格ながらaptXに対応しているというのが極めて大きな要素であったのですが*1、上述の通りSoundPEATS TruengineはaptXに対応しておりません。

 手持ちのNova2Lite(Android)においては、SBCでの接続になっています。SBCの音質優先と接続優先がどのように判定されているのかわかりませんが、接続優先になっているときには、音楽はちょっと厳しいです。常に高温域に(ローパスフィルタの)嫌な音が残っており、音楽の快感を打ち消してしまいます。

視覚的には、とりあえず下の記事等を読んでみましょう。SBCの接続優先では、17000kHz以降がほぼカットされている状態であることがわかります。

【藤本健のDigital Audio Laboratory】BluetoothのaptX音質を再び検証。SBCとの違いを波形で比べた-AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1131796.html

 17000kHz以降は人の可聴域の端っこに比較的近い部分ではありますが、それでも音楽として大切な音が残っており、全体として抜けが悪くなります。特にドラムの金物や、女性ボーカルの広域が影響を受け、音がなる度にシュワシュワとした嫌な音がなります。

この音質は、自分としては聞いてられません。また人に薦めることもできません。

(参考にならない参考動画)

微妙に途切れることも

Androidでの使用時が主ですが、混雑した駅にいるときなどは、比較的途切れがち(たまにのレベル)になります。また、音楽再生の曲間において微妙に途切れているようで、曲の開始時に音の定位(場所)が最右から中央に移動するということがおきます(右イヤホンから左イヤホンに飛ばしているため、左が無音になっている場合がある)。

まとめ

イヤホン自体(音を鳴らす部分)は比較的悪くないものだと思いますが、発展途上のBluetoothでの音声通信がボトルネックになります。

IPhoneをお使いならばApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスの 音楽観賞には十分な実用性があるでしょう。*2

Androidを主に使用されている場合には、ご自分の端末がAACコーデックに対応しているかを確認しましょう。録音したものを再生する用途、通話をする用途?( 単体でできるか知りません)、ネット講義の視聴程度であれば問題ありませんが、音楽鑑賞用途避けた方が良いでしょう。*3

補足

 androidの接続コーデックの確認や変更(できる場合)はこちらの方法でできます。

Bluetoothイヤホンがどのコーデックで接続されているか調べられますか? - いまさら聞けないAndroidのなぜ | マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20180417-android_why/ 

 

*1:aptXの方がAACよりビットレートが高い

*2:AACビットレート(256kbpsぐらい?)までしか送れませんので、ハイレゾ音源に対しては音源の宝の持ち腐れになります。

*3:聞けるとしてもやめた方が良いです。もっと良い音を知りましょう。